飼育日誌

一覧へ戻る

« 前の動物へ次の動物へ »

長い舌で1日3万匹のアリを食べる

オオアリクイ

哺乳綱 有毛目アリクイ亜目 オオアリクイ科

日本平動物園では

♀ ヒナ (2012年)来園 2011年生
♂ フジオ(2014年)来園 2010年生

中央、南アメリカの密林やサバンナに棲んでいます。歯がないので、前足の大きな爪を使って、アリ塚や朽ち木をくずし、シロアリや昆虫の幼虫を細長い舌を使って器用に舐めとって食べます。

動物園では毎日必要な量のアリを与えることは不可能なため、代用食として、馬肉ミンチ、ドックフード、卵、ペット用粉ミルク、ヨーグルトなどをお湯といっしょにミキサーにかけてどろどろにした餌を与えています。この特別メニューを朝と夕方の2回与えていますが、実においしそうに細長い舌で舐めてきれいに平らげます。

腹ごしらえをして放飼場に出てまずやることは、土掘り。とにかく掘ることが好きです。そして、シロアリがいる訳でもないのに細長い舌でペロペロと土を舐めます。

現在は、メスの「ヒナ」、オスの「フジオ」の2頭が暮らしています。「フジオ」は飼育員と時々変わった方法でコミニュケーションをとります。飼育員の指をくわえてぺチャペチャと舐めるのが大好きです。甘い接吻に見えなくもありません。どうしてそんな癖がついてしまったのでしょう。ともあれ、温かい雰囲気をかもし出しています。

一般的には

【生息地】
中央・南アメリカ サバンナ、草原、密林

【食べ物】
(自然)シロアリ・アリ・昆虫の幼虫
(動物園)馬肉、ドックフード、卵、粉ミルク、ヨーグルト

【大きさ】
頭胴長:1m~1.3m  尾長:65cm~90cm  体重:30~50kg

【寿 命】
野生では不明 飼育下では最高31年

【特 徴】
細長いムチ状の舌(60cm)を1分間に150回も出し入れする。強力な爪でアリ塚を壊す。爪を傷めない様に内側に曲げて歩く。体温は33度と低い。

【生 態】
単独で生活し、1日約3万匹のシロアリを食べる。決まった巣は作らず、簡単な浅い穴を掘り1日14~15時間眠る。アリの居場所を臭いで探す能力はすぐれている(4000倍に薄めた臭いを識別する)。妊娠期間190日で1産1子、子供は半年で離乳。出産後~9ヶ月までの間は母親の背中に乗せて運び、2年程で親から離れる。危険に直面すると、立ち上がって鋭い爪で戦うこともある。

飼育日誌より

2018.05.25
オオアリクイ フジオ(♂)ヒナ(♀)5日連続で2頭同居させる。3~4回マウント交尾する。

2017.10.21
オオアリクイ フジオ(♂)、ヒナ(♀)2頭同居させてみる。フジオがヒナのニオイを嗅いだりしていたが、特にアクションもなく離れたため終了(2分30秒)。

2016.08.08
オオアリクイ 体重測定実施する。ヒナ(♀)65.0kg(+1.0kg)、フジオ(♂)34.5kg(-3.5kg)、ハヅキ(♀)52.0kg(+5.0kg)。()は前回、平成28年2月1日と比較しての数値。

2016.02.14
オオアリクイ ヒナ(♀)とハヅキ(♀)寝室を変更する。

2016.02.01
オオアリクイ ヒナ(♀)生理出血の可能性あり。

でっきぶらしより

« 前の動物へ次の動物へ »

一覧へ戻る

ページの先頭へ