飼育日誌

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夢を食べる?? 謎多き珍獣

マレーバク

哺乳綱 奇蹄目 バク科

日本平動物園では

♂ フタバ (2014年1月29日アドベンチャーワールド生まれ)

2015年11月24日、ヒカルが群馬サファリパークへ出園しました。
新しい環境でも落ち着いて、元気でいるそうです。

ジャングルのやわらかい湿地を歩いているため、低温や乾燥により足の裏に傷ができやすく、
定期的に検診をしています。
体をブラシでこすると横になり、足の裏を見せてくれます。

一般的には

【生息地】
ビルマ南部、タイ、マレー半島、スマトラ島の熱帯雨林に分布

【食べ物】
水生植物、低木の葉や芽、小枝、果実など
動物園ではリンゴ、甘藷、人参、キャベツ、草食獣用ペレット、へイキューブ、乾草、木の葉

【寿命】
約30年

【生息数】
野生での生息数は1000頭ほどだと考えられており、絶滅危惧種に指定されています。

【分類・起源】
奇蹄目バク科に分類されています。かつてバクの仲間はヨーロッパやアジア、アメリカの全土に生息していましたが、今では東南アジア、中米、南米に5種が残るのみです。バクの仲間は始新世から生きており、1200万年以上の間、姿を変えることなく現代まで生き残っていると考えられています。

【形態】
・前肢には4本、後肢には3本の指があります。
・鼻は、鼻と上唇が一緒に伸びたもの(構造はゾウと同じ)で、器用に動かすことができます。
 水に潜ったときには、この鼻をシュノーケルのように使います。
・生まれた時の体重は約9kg。成長は早く、1週間で5kgほど大きくなります。
 大人になると体重は300kgを超えます。
・白と黒の模様は一見目立つように見えますが、夜は黒い部分が暗闇にまぎれ、白い部分だけが浮かび上がるため、
 敵の目をごまかす効果があると考えられています。
・生まれた時は「うり坊」模様で、生後6ヶ月ほどで大人の模様に変わります。
 うり坊模様は、森の中の茂みや木漏れ日の中で敵に見つかりにくくするためだと考えられています。

【生態】
・主に森林や水辺のやぶの中で暮らしていて、単独で行動します。
・早朝や夕方の薄暗い時間に動き回ります。

【繁殖生理】
・性 成 熟:約24か月
・妊娠期間:約13ヶ月(約400日)、1産1子。
・発情周期:約30日
・寿  命:約30年
   
【その他】
1、バクは「万物創造の神が色々な動物を製作し後の残ったパーツを捨てずに一つの動物を作った動物であり鼻は象、目はサイ、尾は牛、トラの足、体は熊のものを使った奇妙なものである。」

2、言い伝えで、お釈迦様が鞍をつけて乗った動物とも言われます。

3、「夢を食う」という伝説は中国の唐(618年~907年)の時代の頃、今から1300年前頃、バクの皮は邪気を避けるとして寝具などに使われ、びょうぶにバクの絵を描いてというところから想像上の獣で悪い夢を食べるという話が出たのかもしれない。

4、バクの蹄がてんかんに効くとかマラヤではハンセン病の薬に使われた。

とバクには、さまざまな迷信、言い伝えがあります。

飼育日誌より

2018.07.13
マレーバク フタバ(♂)プールに入っている。

2018.01.21
マレーバク フタバ(♂)皮膚の乾燥しているところにオリーブオイルを塗る。

2017.07.12
マレーバク フタバ(♂)ブラッシングを行う。久しぶりに横になってくれた。

2017.05.13
マレーバク フタバ(♂)採食良好。雨で寒いため、10時に収容する。脚にワセリン塗布。

2017.04.30
マレーバク フタバ(♂)足にワセリン塗る。

でっきぶらしより

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