人間と一緒にはたらく大食漢
アジアゾウ
哺乳綱 長鼻目 ゾウ科
日本平動物園では
♀ ダンボ (1966年生まれ(推定)) 写真左
♀ シャンティ (1969年生まれ) 写真右
1966年生まれ(推定)の「ダンボ」と1969年生まれの「シャンティ」のメス2頭を飼育しています。毎日、乾草やニンジン、サツマイモなどをあわせて約60kg食べます。飲み水は約150~200L、ちなみにウンコの量は1日60~70kgです。
おすすめポイントは、午後1時15分頃のトレーニングと、日本でここでしか見られない2頭同時でのプールでの水浴び(午後3時半、冬季は休止)です。
ダンボは、昭和44年に日本平動物園が開園した時からずっといます。とても頭が良いのですが、ちょっと気が強く今では飼育係が一緒に部屋に入ることができなくなってしまいました。それでも、3つ年下のシャンティをとってもかわいがっていて、やさしい一面も見せてくれます。
シャンティは、昭和45年に1歳すぎでインドからやってきましたが、来たばかりはまだミルクを与えて育てました。とても食いしん坊であまり運動をしないので太りやすく、ダイエットをさせています。
一般的には
【生息地】
インド、タイ、インドネシア、マレーシア、中国南部、スリランカなどの森林地帯
【食べ物】
(自然)草、樹木、竹、果実など
(動物園)乾草 さつまいも にんじん かぼちゃ キャベツ わら ヘイキューブ 草食獣用ペレット
【大きさ】
頭胴長:5.5~6.4m 体高:2.5~3m 体重:3~5t
【寿 命】
60年程度(飼育下で80年以上の記録あり)
【生息数】
アジアで5万頭弱
【特 徴】
牙は2才で生え始め、一生伸び続ける。鼻は筋肉のかたまり。
【生 態】
メスは家族単位で群れをつくる。オスは大半のときを一頭で過ごし、メスの家族群を渡り歩く。歩く速度は4~6kmで突撃や逃げるときには時速40km。湿った森林を好む。
飼育日誌より
2019.01.19
アジアゾウ ダンボ(♀)朝、外の水飲み場の水を鼻で吸い上げ、隣にあるプールに打ち捨てる。ある程度水飲み場の水位が減っってきたら、吸水口から出る新鮮な水をごくごく飲んでいた。
2018.12.12
アジアゾウ ダンボ(♀)シャンティ(♀)みかんを与える。
2018.10.14
アジアゾウ 昼にカボチャを与える。2頭とも一口で食べ終わる。
2018.10.08
アジアゾウ シャンティ(♀)トレーニングで後肢を台に載せる時、前肢の踏み場がなかなか決まらず、往生していた。
2018.09.19
アジアゾウ ダンボ(♀)15:30にプールに入る前に砂浴びをしていた。シャンティ(♀)身体を掻く行動がよく見られる。