骨まで食べられるサバンナの掃除屋
ブチハイエナ



日本平動物園では
♂ ツキ(2004年)当園生まれ
♂ セレン(2007年)さいたま市大宮公園小動物園生まれ
ツキは日本で初めて生まれたブチハイエナです。そのため、当園ではブチハイエナの繁殖賞を受賞しています。セレンは、当園からさいたま市大宮公園小動物園に出園したホシ(♂)とキラ(♀)の子どもで2009年3月に来園しました。生まれた場所が違うため、お互いにその認識はありませんが、2頭は兄弟です。
一般的には
【生息地】
アフリカのサバンナ(ンゴロンゴロ、セレンゲテイなど)
【食べ物】
(自然)ヌー シマウマ ガゼル
(動物園)鶏肉、鶏頭、牛骨
【大きさ】
全長:120~180cm 体重:55~85kg
【寿 命】
野生下:約15~20年
飼育下:約20~25年(40年以上生きた記録もあり)
【生息数】
ンゴロンゴロ自然保護区、セレンゲテイ国立公園に多数生息。
【特 徴】
自分の体重の3分の1ほどの肉(約15kg)を一度に食べることができる。骨を噛み砕くほどの強力な顎を持ち、食べたもののほとんどを消化することができる。骨を食べた後のフンは白くなる。
【生 態】
時速60kmで2時間走り続けられるとも言われ、イメージとは裏腹に狩りが得意なハンターである。クランと呼ばれる、メスが優位な社会的血縁集団で生活していて、群れは完全なる順位性である。高い狩りの成功率を誇り、いったん倒された獲物には約20頭のハイエナがどっと群がる。その食欲は猛烈で大きなヌーでさえも一晩で骨のかけらも残さず消えてなくなる。また一晩のうちに80kmの距離を動き回ることもあり、大変長い距離を移動できる能力を持っている。
飼育日誌より
2023.11.19
ブチハイエナ イベントで鹿肉給餌する(各2kgずつ)。ツキ(♂)は6分ほどで完食、セレン(♂)は最初は少し戸惑うが10分ほどで完食。
2023.11.12
ブチハイエナ 放飼場の一部にゾウからもらった稲わらを敷く。2頭ともその上で寝ていることが多い。
2023.11.05
ブチハイエナ セレン(♂)夕方、ツキに向かって笑うように鳴いていた。
2023.10.16
ブチハイエナ 2頭とも木の枝を折って、遊んでいた。
2023.10.02
ブチハイエナ ツキ(♂)珍しく枝をバキバキ折っていた。