でっきぶらし(News Paper)

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スポットガイドだより

≪1月16日 ゴマフアザラシ≫

 全国的に寒波の到来で、隣県などでは、積雪が観測されるなど凍てつく寒さが猛威を振るいました。ここ日本平動物園では、バケツの水が凍り、ホースからは水が出ないなど、動物たちも丸くなって過ごしていました。みなさんお元気に過ごされていますか?
 今回のスポットガイドは猛獣館299にいるアザラシのお話しです。担当は河村飼育員です。はじめに三頭いる個体の紹介があり、ソラ、ソウヤ、シズの名前の由来や、生態について話がありました。
 一番大きいソラで体重が百十キロあるそうです。潜水は大得意で、一旦潜ると二十分ぐらい息継ぎなしで泳ぐことができるそうです。
 そして、アザラシの移動手段は、後脚で水を蹴り前脚はかじのように使います。体にピッタリとくっつけて泳ぐけど、よく似ているアシカは逆に、後脚より前脚を主に動かして泳ぐという体の使い方の違いについても解説してくれました。いつも円柱水槽から彼らの泳ぎを観ていますが、このガラスの一番厚い部分は十八センチもあるそうです。驚き!水量は百二十トンもあり、最後にその水の循環装置が置いてある機械室を参加者の皆さんに見学させてくれました。

≪2月20日 ブチハイエナ≫

 厳しい寒さも幾分と和らぎはじめ、寒暖を繰り返し、雪解け水もちょろちょろと清流に打ち解ける季節になって参りました。みなさんお元気でしょうか。
 今日のガイドはブチハイエナです。担当の花崎飼育員よりツキ♂、セレン♂兄弟のオリ前で生態について解説が始まりました。彼らは、夜行性であり群れを作り行動することが多い。食性は動物食であり、主に狩により、捕食しますが、他の動物が倒した獲物まで奪い獲るという事でした。歯は頑丈で顎の強さは同じ体格ほどの猛獣の中では噛み砕く力が一番強く、骨まで食べてしまうのだそうです。毛衣は茶色くあの黒い班紋が独特ですね。参加者のみなさんも熱心に聞いておりました。

ズースポットガイド班 青木光生

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