オオアリクイ舎の改修工事が終わり、元居た家にオオアリクイのフジオ♂とヒナ♀、竹千代(タケチヨ)♂が帰ってきました。短期間に連続でお引越しをしたのですが、アリクイたちは落ち着いて元気に過ごしています。改修は屋根の補修が中心でしたので、ぱっと見の変化は少ないのですが、ガラスをコーティングしオオアリクイの姿がより見やすくなりました。写真だと地味な印象になりがちなオオアリクイですが、猛獣館にいるピューマと体長も体重も同じくらいある大きな生き物です。間近で見ていただければその迫力が感じられるかと思います。本来なら地球の裏側でひっそり暮らしているはずのこの非常に珍しい生き物をたくさんの方に見ていただくことで、生き物の進化の奥深さを感じていただきたいと思います。

中村　あゆみ