でっきぶらし(News Paper)

一覧へ戻る

« 102号の3ページへ102号の5ページへ »

102号(1994年11月)4ページ

明日に向かって(1994年・主な出産動物)

 1994年も静かに終えてゆきました。突風に舞う枯葉はちょっぴり寂しく映るも、来たる春に備えて樹々がぐっとこらえ立ち向かっているのかと思うと、雄々しい姿でもあります。
 動物にもそれが言えます。厳しい冬のような状況はややもすれば失望感に覆われてしまいますが、来たる春に備えての試練と思えば、おのずとファイトが涌いてこようと言うものです。
 空元気で言っているのではありません。この一年を見渡して、出産数そのものはそう多くはありませんでしたが、一筋の光明を見出せる出産はそこそこありました。
 今更、飛んだり跳ねたりして喜んだりしないものの、「魔物にでもとりつかれているんじゃないかとの気分から解放される感じ」は、なかなかいいものです。そんな光明の見えた、これと思った出産のいくつかを、1994年の締め括りとして紹介しましょう。

« 102号の3ページへ102号の5ページへ »

一覧へ戻る

ページの先頭へ