でっきぶらし(News Paper)

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180号(2008年02月)6ページ

大人気!もちつき大会

平成20年もあっという間に1カ月が過ぎましたが、いかがおすごしですか?動物園では新春のイベントとして、今年で3回目となる「もちつき大会」を1月14日の成人の日に行いました。

まずは下準備として、前の日にもち米を2升ずつバケツに分け、といで水につけておきました。昨年までは30kgだったのですが、好評ということで今年は45kgにし、なんと13臼分やることになりました。「全部やれるかな?」もち米をとぎながら少々不安になっていました。

もちつき大会当日の朝は、どんよりとした空模様、時折時雨が舞うあいにくの天候となってしまいました。そうは言ってももち米はといでしまったのでやるっきゃありません。

まずは入口近くの休憩所に大きな臼を2個、大人用の杵を3本に子供用の杵を1本、もち米をふかすコンロやお釜、蒸し器を2個持ち込み、もちつきの準備は完了!

続いて、ついたお餅を来園者に配る準備です。大きな器にきな粉を入れ、のし板に餅とり粉をうっすら敷き、持ち箱に器を並べていきました。

準備万端整い、スタッフがはっぴを着て、「さあいつでもどうぞ」と来園者をお出迎えしようとしたのですが、あいにくの天気で人はまばら・・・「どうしようか?」とみんなの顔も曇りがちになってしましました。

しかし10時を回るころから徐々に来園者の数も増えてきて、大きな臼の前には人だかりができるようになりました。

そうなるとスタッフも大張り切り!ベテランの飼育員たちは餅をつく姿勢が安定していて、さすがに上手!ただ寄る年波には勝てず、息があがってしまい、「おーい、交代してくれ・・・」ということも。

手返しはガイドボランティアの渡辺さんがやってくださいました。最後は来園者参加となり、子供たちがペッタン、ペッタンとついて出来上がりました。さあ次は、餅が冷えないうちに餅を丸める人、黄な粉をまぶす人、醤油をつける人など流れ作業で器にお餅が並べられていきました。

「さあできあがりましたよ。ほしい方、ここに並んでくださ〜い!」と大きな声で呼びかけていると、一臼のお餅はあっという間になくなってしまいました。20分おきくらいにやっていったのですが、最初のうちは威勢がよかった50代の飼育員たちも徐々に交代する時間が速くなり、なんとか13臼つき終わったのは13時を回っていました。

最近では実際にもちつきをする機会が少なくなり、子供達も初めてするもちつきに興味津津、記念撮影をする親たちもいました。

こうしてもちつき大会は無事に終了しました。この後、飼育員たちに腰痛が出ないことを祈るのみです(仕事がら飼育員の中で腰痛持ちがかなりいるのです・・・)。 

(八木 智子)

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