285号(2026年04月)5ページ
ぐぬぬ…から始まったウマ担当

私は今年初めてふれあい動物園のウマ(♂2頭、♀2頭)の担当になりました。今回はそんな一年をウマのように颯爽と走り抜けている!?担当のドタバタ生活を紹介します。
ウマの担当になったとき、まず最初に立ちはだかったのが無口(むくち)という馬具です。犬で例えると「首輪」に近い役割ですが、ウマは体が大きくて首も太いので、首ではなく頭につけます。担当してはじめの2~3日は、無口をつけようとすると、ウマが首を振る・・私が右往左往する・・踏み台を持ってきて再チャレンジする・・ウマが再び首を振る・・私は諦めて他のスタッフを呼びにいくという流れ。当のウマ、レベッカ(♂)は無口ひとつ着けられない私に対して「キミ、落ち着けよ」という顔。ぐぬぬ・・その余裕を分けてほしいよ、レベッカ!!
次に紹介するのは、朝と夕方に実施しているウマの手入れです。まずブラシで体についた砂や汚れを落としていきます。そしてウマの脚を1本ずつ持ちあげて、【てっぴ】という道具を使って蹄の裏につまった汚れを取り除きます。ウマにとって脚は大切なので念入りに行います。手入れの時の反応はウマによって反応も様々です。ここで特に注意したいのがつくし(♀)です。「手入れより、餌は?」と言わんばかりに体をじりじり後ろへ下げ、幅寄せ気味のキックで意思表示?交渉?をしてきます。このやり取りは、ほぼ毎回です。学習するのはつくしでなく私の方で、「今日は来るか!?」と常に警戒態勢で実施しています。
さて、ふれあい動物園にはウマの他にもプレーリードッグ、インコ、アヒル、ヤギ、カピバラ、ウサギ、モルモット、猛禽類など多くの種類の動物がいます。そのため気がつけば、覚えるべきことでメモがいっぱいになっている日々です。覚えることは多いですが、自分がいままで知らなかったことを一つずつ知っていくことや、昨日できなかったことが今日は少しわかるなど、その積み重ねは楽しいものです。ちなみに猛禽類とありますが、ふれあい動物園では毎日、バードフライトの練習をしています。はじめてふれあい館の建物の中で飛ばす様子を見ていたとき、建物の梁(はり)の上にとまったハリスホークが一直線に私に飛んできたことがありました。ふれあい動物園の洗礼を受けるとともに、猛禽類のすごさをこれ以上ない距離感で知ることができた日でした。
最後に今年はウマ年です。ふれあい動物園のウマたちを公式に推せる年になりました。個性豊かな4頭のウマがいますので、ぜひみなさんの推しウマを見つけに来てください。個性派ぞろいのふれあい動物園の仲間たちもみなさんをお待ちしております!
(中根)
