51号(1986年05月)12ページ
“でっきぶらし”終わりにあたり友の会員のアンケート調査
				先月号の編集後記をお読みになったでしょうか?なんの前ぶれもなく突然「50号で終わらせていただく予定です。」との文章を見て大多数の方は、驚かれたのではないでしょうか。
   50号と一言で申しますが、創刊が昭和57年2月ですから4年以上の月日が流れています。仕事を終わり、家に帰ってからあるいは休みの日を使い文章を考えたり、飼育業務の合間を見て清書したり、イラストを考えたりして一号、一号が作られてきました。
   毎月発行していく中で月日がたつにつれ、原稿の集まりが悪くなり、結局は決まった人間の文章だけが、毎月載るようになり、飼育係の各々の人達のなまの声が、なかなか伝えられなくなってきてしまいました。
   編集委員の中でも続けていくことに対し、さまざまな意見があり、とりあえず50号まではがんばろうということで、ここまで続けてきたわけです。そして50号が目の前になった時、編集委員の中で
   「50号までやってこれた。今の状態ではこれが限界だよ。これ以上続けてもマンネリになるだけ。それならばここを区切りにきっぱりやめよう」という意見と「いや、せっかくここまで軌道にのり、友の会の人達とのつながりもできたんだ。もったいないよ」という意見がでてきたのです。
   そこで先月の例会の時、「でっきぶらし」を読んで下さっている友の会の人達は。どう考えているか知りたくてアンケートを取ることにしました。
   当日はあいにくの雨で、結局35名の方しか意見をうかがえませんでしたが、ある人はアンケート用紙の裏にまで御意見を書いてく下さり、感謝しております。その結果は次のとおりでした。
◎対象
男17名(10代未満5名・10代2名・20代0名・30代3名・40代3名・50代2名60代1名)
女18名(10代未満1名・10代6名・20代3名・30代6名・40代2名)
◎友の会に入ったきっかけは?
(イ)「広報しずおか」で知った   8名
(ロ)友達にすすめられた       16名
(ハ)その他                          9名
◎例会にだれときますか?
(イ)親                                1名
(ロ)家族                           17名
(ハ)友達                           10名
(ニ)ひとり                            7名
◎友の会に勧誘したことがありますか?
(イ)ある                             24名
(ロ)ない                               9名
◎友の会に入って楽しかったこと、勉強になったことがありますか?
(イ)ある                              27名
(ロ)ない                                2名
・動物にさわれた
・子供といっしょに学べる
・飼育係と知りあいになった
・動物番組がおもしろくなった等・・・
◎“でっきぶらし”を読んでいますか?
(イ)毎月号全部読む              17名
(ロ)全体にさっと目を通す         7名
(ハ)決まった所しか読まない     2名
(ニ)ほとんど読まない               2名
◎“でっきぶらし”の内容はどうですか?
(イ)おもしろい                       23名
(ロ)普通                                7名
(ハ)ちょっとむずかしい             4名
(ニ)つまらない                        2名
◎原稿を出したことありますか?
(イ)ある                               12名
(ロ)ない                               20名
◎これからも“でっきぶらし”読みたいですか?
(イ)読みたい                         29名
(ロ)あってもなくてもいい             0名
(ハ)いらない                            3名
◎意見
・できれば続けてほしい
・編集者の苦労はわかるが続けてほしい
・一時充電期間があってもいいと思うが再発行してほしい
・字やイラストがきれいで楽しい
・会員でなくて残念です。もっとはやく発行を知っていれば・・・
・動物園の別の一面が知れて楽しかった。やめるという話はショックでした。
   このアンケートを見て、私達が一方的にやってきていたけど、皆さんが毎月号を楽しく読んで下さっていた様子がうかがえ、ほっとしています。
   そして、先日このアンケートを参考にもう一度編集委員が集まり話し合いをしましたが、自主的に活動している現在、やはり限界だろうという結論に達し、残念ながらこの50号をもって一応終了させていただくことにし、編集してきたグループを、解散することにしました。
   愛読して下さった皆様に深く感謝するとともに近い将来、もう一度この“でっきぶらし”を発行できるよう、皆でたてなおしていくつもりでいますので、その時まで、しばらく私共に充電期間を下さいますようお願い申し上げます。
   ほんとうに、ありがとうございました。			
