でっきぶらし(News Paper)

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61号(1988年01月)2ページ

レンズから見た動物達「素敵なイメージを描いても・・・」

 頭の中で考えていた事を実際にやってみると、全く違った結果になってしまったなんて事があります。写真を撮っているとそのようなことはしょっちゅうです。
 「この動物は、このようなイメージでこんな背景で撮ると絵になる。」と勝手に構図を描いてしまいます。そして、実際に出かけて行ってそのつもりで撮ったのを現像し、印画紙に焼いてみると・・・。あらら、全く違った写真ができてしまいます。
 毎度のことながらもガックリ、その時の期待が大きければ大きいほどショックも倍加します。もっとも理由ははっきりしています。自分の願望と実力の差があまりにもあり過ぎるのです。
 しかしそれを分かろうとしないで、同じ事を何度も繰り返してしまいます。以前にも、ペンギンの水中写真を撮ろうとしてこっぴどい目に遇ったことがあります。 頭の中で描いた構図は、「まるで空中を飛んでいる」ようでした。前もってガラスの水槽やらブロックなどを用意しておき、プールの水がきれいな時を狙っていざ決行。フィルム2〜3本があっという間になくなりました。
 よし、これで1枚くらいはいいのがあるだろう、と控えめに期待して暗室へ。しばらくしてそこから出てきた時の顔・・・恐らく相当ひどい顔をしていたのでは・・・全部ボツ!その時に分かった事は、水の中は見た目よりはるかに暗いということでした。今度はもっと工夫して挑戦。また失敗してしまうかもしれませんが・・・。
(鈴木和明)

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