でっきぶらし(News Paper)

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138号(2000年11月)6ページ

『学芸員実習を終えて』  北里大学 獣医畜産学部 畜産学科 吉岡 

 二週間ここ日本平動物園で実習をして多くのことを学びました。
 実習の午前中は病院で、入院している動物達、また外部から保護されてきた動物達の世話を手伝ってきました。仕事としては患畜の部屋の掃除と餌作りが主でっした。

 野生動物は、愛玩動物と違って健康状態を判断することが難しく、外観から動物の動き、仕草を観察することや、毎日の採食量そして糞の状態などを総合して動物達の健康状態の微妙な変化を察知しているのです。特に入院している動物達は元気になるためにも栄養を十分取り体力を付けることが重要で、そんなことからも清掃時に糞の状態を手に取ったりして観察し、また前日残した餌の状況を考慮にするなどしながら餌作りをしなければならないことを学びました。

午後の実習として、象舎や猛獣舎等の施設見学、個体の観察、清掃作業をしました。見学は、象の調教をしているところなどが間近に見ることができ印象に残っています。今までただ遠くから見ていたときの印象とだいぶ違うことに気付きました。迫力もさることながら特に、その目つきから感じられる賢さに、想像していた以上の知的さを感じました。

 また、実習では園内に展示する動物のクイズ(動物の鼻)の看板の制作に携わらせてもらいました。ベニヤ板を動物の形に切って塗装し、クイズとなる写真などを貼り付け、実習最終日間近に完成させることができました。そしてできあがった動物クイズを来園者達が利用してくれているのを見て嬉しくなりました。
 二週間という長いようで短く感じた実習でしたが、野生動物との接し方、管理を中心に多くのことを学んだと思います。実習は飼育にしても決して見た目より楽なものではありませんでしたが、子供の頃に動物園の飼育に憧れていたくらい興味があったので自分なりに一生懸命、楽しくやらせてもらいました。他では決して体験できないような貴重な体験ができ、とても充実した体験実習でした。ありがとうございました。

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