でっきぶらし(News Paper)

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117号(1997年05月)3ページ

オオアリクイ王子動物園へ

 今、この地球上ではいろいろな理由で野生動物が危機に迫られ、保護活動が行なわれています。国内の動物園、水族館の会議でも稀少種の保護が検討され、個体の血統登録が行なわれています。そして、各々の動物の繁殖を目ざして、園館同士での動物の貸し借りが行なわれています。
 当園のオオアリクイは、今から16年前より飼育を始め、現在までに8頭繁殖が見られています。このオオアリクイも国内の個体登録がなされている種で、世界で140頭ほどしか飼育されておらず、国内でも15頭飼育されているだけです。
 そうした中、神戸市王子動物園よりオオアリクイのオスを貸してもらえないかとの打診がありました。王子動物園では現在メス1頭だけの飼育でした。
 そこで当園より昨年3月に生まれたグァポを貸し出すことにしました。
 6月30日に輸送箱に移し、神戸に旅立って行きました。新天地で皆に愛され、元気で過ごしてもらいたいものです。

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