でっきぶらし(News Paper)

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107号(1995年09月)6ページ

動物の変身(鳥類編)【タンチョウ】

 ツルと言えば、長生きを想像されるでしょうか。でも動物園でお目にかけるのは無理ですが、優雅に舞う姿を想像していただきたい。見事そのものです。
 特にタンチョウは、日本にいるツルの中ではもっとも優雅さを感じさせてくれるツルです。反面、これはタンチョウに限ってのことではありませんが、向こう気の強いことでもこの上なしです。
 さて、次はこのタンチョウの雛の生まれたばかりを質問しますが、何色と思われますか。偉そうに聞いていますが、私も彼らが孵化させて初めて知っているのです。でなければ、?マークが頭にいくつも浮かぶだけです。
 雛としてはオーソドックスな色、鶏の雛とさして変わらない黄色です。もちろん鶏の雛よりも少し大きく、足もまだ短いながらも、それなりに太くがっちりしています。
 ここでは、あまり成長過程を語っていませんが、鳥の成長、大きくなる様はまさにぐんぐんです。赤ちゃんが産まれたようだけど、ちょっと落ち着いてから見に行こうなんて悠長に構えて、二、三ヶ月経ってやってきたら、赤ちゃんどこにいる?になってしまいます。
 はい、目の前に三羽いるが一羽は馬鹿に地味だなあになってしまうでしょう。常識的には、雛の愛らしい姿を見たいと思うなら急がれること、孵化してからできれば二週間以内ぐらいに御覧になられるべきでしょう。

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