でっきぶらし(News Paper)

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271号(2023年04月)6ページ

実習生だより

 私は12月6日か12月9日のうち4日間、日本平動物園で研修させていただきました。研修1日目は朝8時30分から猛獣館でライオン、トラ、ピューマ、ジャガー、アザラシ、ミーアキャットの飼育のやり方を教わりました。飼育では、主に動物たちの寝室清掃と給餌、トレーニング、収容作業の飼育実習を行いました。午前中は餌づくり、清掃作業で、午後は収容作業とトレーニングをしました。動物の性格や仕草や行動などをよく観察し、毎日の変化を日誌などに書き、収容作業でもしっかり鍵が閉まっているのかの確認作業がとても重要で忙しく、大変な作業が多かったです。猛獣は絶対に気を抜いてはならないので、とても緊張しました。猛獣館での飼育作業で一番印象に残っているのはアザラシとジャガーの爪切りトレーニングです。動作を覚えさせて爪が見えるようにトレーニングし、成功したらご褒美の餌をあげるという内容でした。普段は、絶対に経験できない貴重な体験をすることができてとても楽しかったです。今まで経験のない作業をしたので時間がかかり、不安も沢山ありましたが、教えてくださる担当者さんがとても分かりやすく丁寧に教えてくださり安心して作業を進めることが出来ました。

2日目は作業内容や担当動物が変わり、オランウータンとワラビーの清掃作業、給餌、次の日の餌準備、収容作業を行ないました。朝8時30分からワラビーを展示エリアに出してから清掃を行いました。食いしん坊なワラビーもいて、ご飯を食べていて、なかなか外に出てくれないという問題もありましたが、とても人懐っこい子で可愛かったです。次に、オランウータンの寝室作業を行ないました。オランウータンはとても賢く自分のお気に入りの物や布などは展示エリアまで持っていき遊ぶという行動が見られて嬉しかったです。他にも次の日、個々の担当者さんのために餌を分けて直ぐ持って行けるよう準備する作業もしました。

今回の研修を通し、学校などでは経験出来ない貴重な体験が多く、改めて動物の魅力を感じました。毎日の動物とのコミュニケーションが大切で日を重ねて動物と接することが重要だと学びました。4日間という短い間でしたが勉強になり良い経験になりました。

(田島 雅奈)

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