でっきぶらし(News Paper)

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257号(2020年12月)1ページ

●2020年の振り返り ●ソラ君、ありがとう ●来年の干支

●2020年の振り返り
緊急事態宣言にともなう休園やイベントなどの中止、屋内施設の閉鎖に消毒作業など、2020年は新型コロナウイルス一色の一年でした。気温が上がる6月頃には収束すると言われていた当初は、まさか夏の猛暑日の中でマスクをして作業することになるとは思いもしませんでした。
今年の静岡県は大変暑く、浜松市の41.1℃をはじめ、静岡市も8月上旬は連日40℃に迫ろうかという酷暑の夏。動物のために日影を作ったり水をまいたり、氷のエサをプレゼントしたりと、暑さ対策に追われました。

●ソラ君、ありがとう
 10月12日、ゴマフアザラシのソラ(オス)が亡くなりました。15歳でした。ソラは2005年に旭山動物園で生まれ、2010年に来園しました。名前の由来は、晴天の日に生まれたから。猛獣館299の円筒水槽を気持ちよさそうに泳ぐ姿で私たちを楽しませてくれました。ソラは目がまん丸で、その表情に癒された方もたくさんいると思いますが、一緒に暮らすソウヤとシズをしっかりまとめ、トレーニングにもきちんと取り組むしっかり者のリーダーでした。エサの時間になると、飼育担当者がくる扉の前で待っているほど食欲旺盛なソラでしたが、亡くなる5日ほど前からトレーニングにも寄って来なくなり、2日前からほとんどエサを食べなくなりました。職員総出で猛獣館299からバックヤード棟へ運び治療を行いましたが、夕方18時過ぎ、飼育担当者と獣医師に見守られる中、眠るように息を引き取りました。死因は肺出血でした。その日もまた、青空がキレイな秋晴れの日でした。
ご冥福をお祈りいたします。今まで大切にしていただき、ありがとうございました。

●来年の干支
2021年の干支は丑(ウシ)。日本平動物園でウシと言えば、アメリカバイソンのモモちゃんです。御年27歳は、国内で飼育されているアメリカバイソンの中で最高齢。暑い夏でも、日影ではなくお気に入りの日向で寝ていることが多いモモちゃん。バイソン舎の前を通りがかった際に、モモちゃんが横になってまったく動かない時は、思わず「えっ!?大丈夫!?(呼吸が止まっている!?)」と心配させられることもしばしば。声をかけると、しっぽを振ったり顔を上げたりしてこたえてくれます。ご老体ということもあり、時折エサを食べなくなったり、起き上がれなくなったりすることもありますが、担当飼育員がこまめにエサを調整するなど、愛情をたっぷり受けてのんびり暮らしています。新年の動物園にお越しの際は、モモちゃんのご長寿にあやかって健康祈願をしてみてはいかがでしょうか。
皆様にとって、「ウッシッシ!」と笑いの絶えない1年になりますように。

(横山 卓志)

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