でっきぶらし(News Paper)

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250号(2019年10月)5ページ

メガドーム

 7月21日に、フライングメガドームでズースポットガイドを行いました。ここでは、毎日インカアジサシのエサやり体験を行っています。その時は、私がメガドームに入るなり、アジサシたちが集まってお出迎えをしてくれます。しかし、今日はガイド道具も持っていたので、アジサシ一同は、声を潜めてこちらをチラチラ様子見するだけ。警戒してるなあと思いつつ、ガイド準備のため、メガドーム中央のベンチの上に、紹介するエサを並べていきます。すると、エサの入っていた袋を不審に思ったペリカンたちが、5mも離れた場所でクルっとこちらにお尻を向けて奥のほうへスタコラ歩いて逃げはじめました。周りの鳥が減っていくという、いつもと違う緊張感の中、鳥たちの体の特徴やエサの内容などについてガイドを始めました。残す説明は、換羽など2テーマのみ…!となったところで、「ケケケケケケ」という鳴き声が響き渡りました。いつの間にか集まっていたアジサシです。翻訳すると「エサちょーだい!」と言っています。アジサシの声は大きく、私の声では敵いません。なによりそのかわいい見た目に、すでにお客様の目はくぎ付け。というわけで、本日のズースポットガイドは終了とし、お客様とアジサシとペリカンたちにエサの時間を楽しんでもらいました。めでたし、めでたし。

(中村 あゆみ)

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