でっきぶらし(News Paper)

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248号(2019年06月)6ページ

スポットガイド(バーバリシープ)

 三月三日の日曜日に、バーバリシープのスポットガイドを行いました。昨年のスポットガイドは思うようにできなくて後味が悪かったので、今年は自分が納得できるようにしようと思い準備をしました。しかし、天気があいにくの雨になってしまいました。担当飼育員の普段の行いが相当悪いことが浮き彫りになりました。
 開始時刻近くになり、ガイドする場所に行ってみると、雨の中、小学校2~3年生くらいの男の子と、そのお母さんの二人が待っていてくれました。声を掛けてみると、昨年のスポットガイド後の『でっきぶらし』に書いた私の文章を読んでいて、今年はどんな感じになるのか来てくれたとのことでした。雨で気持ちが少々湿りがちだった自分を反省しつつ、マンツーマン状態(笑)でガイドを行うこととなりました。
 ガイドを進めていき中でも一番食いつきが良かったのは、バーバリシープの頭骨を使ったガイドで、男の子の方は少し気味悪そうな感じでしたが、お母さんの方はかなり興味を示してくれていました。特に、角のサヤが取れるという事を知らなかったようで、サヤの中に白い角が出てくると、二人とも驚いていました。その他、バーバリシープの名前の由来や、野生下と動物園でのエサの違い等、一通りガイドが終わり、最後にバーバリシープに葉っぱのエサやりをして、終了となりました。葉っぱを持って近づくと4頭のバーバリシープが一斉に近付いてきて、小学生の男の子の顔は少し引きつっていたように見えました。雨の中ガイドを聞きに来ていただきありがとうございました。今年のスポットガイドは、少しほっこりとしたものになりました。

児玉 賢之

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