でっきぶらし(News Paper)

一覧へ戻る

« 241号の2ページへ241号の4ページへ »

241号(2018年04月)3ページ

チンパンジーの赤ちゃん その後…(続き)

 最近では色々なものに興味を示し、自己主張もはっきりしてきました。毎日接していると日々の成長が感じられると共に、自分の息子たちが幼かったころのことが懐かしく思える時があります。一時はどうなる事かと心配しましたが、本当に元気になりホッとしています。まだまだ寒い日が続き、動物病院内の温かい部屋で過ごしているため元気になった姿をご覧いただくことはできませんが、少しでも早く皆様に会えるように頑張っていきます。待っていて下さい!
 今回このような結果となり仔には申し訳ないことをしてしまった感はありますが、彼がこれからチンパンジーとして生きていくためには人工保育ではあまりにもリスクが大きいと考えたため後悔はしていません。改めて飼育の難しさを教えてもらい勉強になりました。しかし、なぜここまでの大怪我を負ってしまったのかが未だ原因不明です。
 秋の動物園まつりでこの仔の名前を募集したところ2200通を超える応募があり、園内協議の結果「げんき」に決まりました。名前のように1日でも早く元気な姿が皆様のところに届けられるように頑張っています。げんき君も皆様に会えるのを楽しみに頑張っています。応募して下さった方にはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
(佐野彰彦)

« 241号の2ページへ241号の4ページへ »

一覧へ戻る

ページの先頭へ