でっきぶらし(News Paper)

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237号(2017年08月)5ページ

実習生便り

 こんにちは。私は8/24~27の4日間、インターンシップの実習生として日本平動物園にお世話になりました。

 まず、今回のインターンシップの志望動機から入りたいと思います。私は幼い頃から生き物と触れ合うことがとても好きで、漠然とではありますが、動物に関わることのできる職業につきたい!と長い間思っていました。今は動物園の飼育員さんに特に憧れています。大学3年になり、将来のことをきちんと考えなければいけない時期に差し掛かってきて、動物園での実習を通して飼育員を職とする上での苦楽を知り今後の就職活動に生かすことができれば、と考えていたところ、大学の夏季休暇で静岡に帰省することのできる期間に日本平動物園でインターンシップを行っているとの情報を得て、日本平動物園で実習を行わせていただくに至りました。

 私はゾウ斑の皆さんにお世話になりました。最初ゾウ斑と聞いた時は、てっきり4日間ゾウだけのお世話をするのだと思っていました。しかし、日本平動物園ではゾウを担当している飼育員さんはゾウ+αの担当動物がいるとのことで、私の面倒を見てくれる飼育員さんは毎日異なっていたことから、当初思っていたよりも多くの動物のお世話のお手伝いを行うことができました。

 北海道では牛の搾乳のアルバイトをしているのですが、その作業内容は搾乳することだけではなく牛舎の掃除をしたり重いものを運んだりといった力仕事もかなり多く、体力にはそれなりに自信があったのですが、ゾウ舎の掃除は本当にしんどかったです。まず、うんこの大きさやゾウ舎の大きさが、牛とはケタ違いなのです。ゾウ斑の皆さんは慣れた手つきでゾウ舎の掃除を行っていたように感じたのですが(皆さん男性だったということもあるからなのかもしれませんが…)、私は作業についていくのでいっぱいいっぱいで、朝のゾウ舎の掃除が終わった時点ですでにヘトヘトでした。ですが、これは他の動物にも言えることなのですが、動物たちの顔を見たらそんな苦労も吹き飛んでしまうような気がして、飼育員のお仕事はやりがいのあるものだと素直に思うことができました。確かに、家に帰ったら疲れたな~とは思うのですが、好きなことを仕事にしたその疲れは心地よいものでした。私は毎日8:30~16:30を目安に実習を行っていて、飼育員の皆さんは私よりも早い時間から遅い時間までお仕事していると思うので、飼育員さんの疲れには全然及ばないとは思いますが…。

 中学生くらいまでは獣医師になりたいという気持ちが強く、また、大学では野生動物の勉強をしている、という話をある飼育員さんにしたら、飼育の空き時間を使って動物園内にある動物病院も案内していただきました。また、担当の飼育員さん以外にもお願いして、担当動物以外の動物のバックヤードもいくつか見せていただくことができました。お忙しい合間を縫って実習生の私に貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

 最後になりましたが、今回の実習を無事に、また、収穫の多いものとして終えることができたのは、4日間私の面倒を見てくださったゾウ斑の皆様、そのほか実習生の私にも気さくに接してくれた日本平動物園の全職員の皆様、毎日私のお弁当を作ってくれたり動物園までの送迎を行ってくれた家族のおかげだと思っています。本当にありがとうございました!また静岡に帰省した時には日本平動物園に遊びに行きたいと思います!

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