でっきぶらし(News Paper)

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236号(2017年06月)6ページ

スポットガイドだより 「3月19日 フライングメガドーム」

 3月19日にフライングメガドームのスポットガイドを行いました。フライングメガドーム…略してメガドームは大きな池全体を網で囲っていて、その中で12種類の鳥たちがのびのびと暮らしています。運が良ければ、モモイロペリカンが飛ぶ姿を間近で見ることができる、大迫力な施設です。今回はその中でも1番の人気者、フラミンゴについてガイドを行いました。

 メガドームでは3種類のフラミンゴを飼育しています。体が大きくて赤いのがベニイロフラミンゴ、体が大きくてピンク色なのがチリーフラミンゴ、体が小さいのがコガタフラミンゴです。同じフラミンゴでも、見た目が全然違うので見分けてみてくださいね。

 突然ですが、フラミンゴクイズ~!フラミンゴは体の色が赤やピンクでキレイですよね。どうして赤やピンクなのでしょうか?次の3つの中から当ててみてください!
① 太陽(紫外線)に反応している ②赤い色素が含まれた餌を食べている ③血の色が透けている
さて、どれでしょうか~?正解したらあなたはフラミンゴ博士です!

 正解は… ②赤い色素が含まれた餌を食べている です!正解しましたか~?

 実はフラミンゴは赤い餌を食べないと、体の色が白っぽくなってしまうんです。まだ赤い餌を食べていないヒナは、体の色が白や灰色をしています。餌は、野生では赤い色素が含まれている藻類や甲殻類を食べています。動物園では野生で食べている餌を用意することは難しいので、フラミンゴ専用に作られた人工餌のフラミンゴフードとアミエビを与えて、赤い色を維持できるようにしています。赤い色を維持する理由は、ただキレイだからというだけではありません。色が薄いフラミンゴは繁殖期にペアを組みづらいと言われています。動物園ではフラミンゴたちに赤ちゃんを産んでもらうために、キレイな色を維持できるように努力しています。スポットガイドを聞き逃してしまった!という方も、是非フラミンゴたちに会いに来てくださいね♪


(飼育係  江林 奏絵)

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