でっきぶらし(News Paper)

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235号(2017年04月)5ページ

実習生だより

 アザラシ、ホッキョクグマ、トラ、ライオン、ピューマ、ジャガー、ハイエナとオオアリクイの世話など沢山の経験をさせていただき、3日間と短い間でしたが、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。この実習を通して印象に残ったことがいくつかあります。
 一つ目は動物達のえさでは栄養面に気を遣ってることです。 例えば、アザラシにあげるアジの中にビタミン剤を入れて足りない栄養を補ったり、ホッキョクグマでは魚の日、肉の日というように日に日に変えているなど、様々な工夫をしてることが分かりました。飼育するにあたって、飼育員さんの動物へのおもいやりが伝わってきたので印象に残りました。
 二つ目は動物と飼育員さんとの絆です。飼育員さんはアザラシにえさをあげる前に話をしながら訓練していました。お手やタッチをすることによって健康状態や爪切りなどの健康管理を行っているそうです。その中でもアザラシたちと話をしながらえさをあげているところを飼育員さんのアザラシへの愛が伝わってきました。トラのときも同じように、トラが飼育員さんを見つけると「ガウ、ガウ」と甘えた声を出し始めて、このトラは飼育員さんを親のように思って接しているんだと感じました。この他にも動物と飼育員さんの絆を感じられるシーンが多々見ることができました。以上のことから、私は飼育員さんのおもいやりが動物との絆をうんでいるのだと感動しました。
 3日間、普段は経験できない貴重な体験をさせていただきました。職員の方々も他の仕事でお忙しいのにわかり易く丁寧に優しく指導してくれました。お客さんという形ではなく職員という形で様々な経験をすることができ、今後の進路や学習に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

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