でっきぶらし(News Paper)

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219号(2014年08月)7ページ

スポットガイドだより No.2

《6月15日 ゴマフアザラシ》

 今回のスポットガイドは「ゴマフアザラシ」。当日は大盛況で、50名近くのお客様が集まって下さいました。
 始まりは、アザラシのトレーニング。トレーニングは、体に触れることによって肌や毛の様子を観察したり、爪切りを行いやすくしたり、餌に混ぜた薬を与えやすくするために行っています。アザラシたちは、担当飼育員が犬笛を吹いて合図を出すと、握手をしたりお腹を見せたりしてくれました。指示通りに出来たら、ご褒美に餌を与えるのですが、日本平動物園ではサバ・アジを使っています。与える魚の種類が急に変わるとしばらく餌を食べなくなってしまうこともあるため、静岡でも手に入りやすく安定供給のできる魚を選んでいます。
 その後、皆さんがお待ちかねのアザラシたちに餌やり体験が行われました。まず、ソラ・ソウヤ・シズの3頭の名前の由来を担当飼育員が解説してくれました。ソラは生まれた日が晴天だったため、ソウヤは北海道の宗谷岬から、シズは静岡からつけられた名前です。由来を解説中、アザラシたちはプール内で餌がいつもらえるかと待ち構えていましたが、待っている並び順はいつも変わらないそうです。お手本として、担当飼育員が魚を投げると、勢いよく泳ぐ姿も見せてくれました。その後、お客様にアザラシたちに魚をプレゼントしてもらったのですが、子どもたちの楽しそうな笑顔をたくさん見ることができました。お客様もアザラシたちにとっても、満足した楽しいガイドだったのではないでしょうか。
 ガイドに参加していただいた皆様、ありがとうございました。そして可愛い姿を見せてくれたアザラシたち、お疲れ様でした!!

スポットガイド班 宮田 鮎美

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