でっきぶらし(News Paper)

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190号(2009年10月)1ページ

やんちゃだけれど、ちょっと心配 1

夜行性動物館はルーセットオオコウモリ、スローロリス、フタユビナマケモノ、インドタテガミヤマアラシなど夜行性の動物が飼われている施設です。

夜行性動物ですから昼間はねぐらに入ってグウグウ寝てばかりなのですが、それでは見学する人にはおもしろくありません。

そこで夜行性動物の活動している姿を見てもらおうと、昼夜逆転の世界にしたのがこの夜行性動物館です。つまり実際の夜には照明をつけて昼間の状態にし、お客さんの見学する昼間には照明を消して夜の状態にするわけです。

しかし暗闇では肝心の動物の姿が見えなくなってしまいますので、夜行性動物の目には感じにくいとされる、赤い光で照明しています。
 
ルーセットオオコウモリやハクビシン、ムササビのように活発に動く動物もいれば、スローロリスのようにスローモーながら、なかなか面白い動きをするものもいます。

ナマケモノは名前のとおり(失礼!)なかなか動いている場面に出会えませんが、もちろんまったく動かないわけではなく、ときどき枝にぶらさがりながら移動する様子や、給餌の時間にエサを食べている様子を見ることができます。

一週間に一回ほどのトイレタイムに遭遇できれば、前足を木にかけ、後足を地面に着けて瞑想にふけりながら(?)、用をたしている姿を見られるでしょう。ナマケモノのウンチがどういうかたちをしているかもわかります。
 

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