でっきぶらし(News Paper)

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189号(2009年08月)4ページ

動物園実習だより

東京コミュニケーションアート専門学校
動物看護士専攻 福井さくら

私は12月17日から19日までの3日間、日本平動物園の動物病院で実習をさせていただきました。

今回の実習では、園内にいる多くの種類の動物のエサやり、掃除、保定などを体験させて頂きました。私の学校では主に犬や猫が対象なので犬や猫以外の動物にかかわるのは貴重な経験でした。

動物病院には、様々な理由で入院、飼育、保護されている動物たちがたくさんいました。エサを作るときには、栄養のバランスを考え、多くの種類の果物、野菜、パンなどを入れていました。

また、動物の種類によってエサの大きさを変えて食べやすいようにしていたり、習性によってエサのあげ方をかえたりなど、多くの工夫がなされていることに驚きました。

私が実習で特に印象に残ったことは保定と解剖を見せて頂いたことです。保定は実際に関わらせて頂きました。保定では、傷ついた動物にどうしたら一番負担をかけずに処置ができるかなど獣医さんや飼育員さん達が一人ひとり考えていて、とてもすごいなと思いました。

何種類かの動物を保定させてもらいましたが、特に印象に残ったのはカモの保定です。薬を与えるために持とうとするのですが、カモが逃げてしまいなかなか持つことができず、羽をひろげたカモは迫力があってドキドキしながらやらせて頂きました。

私は解剖するのを見るのは初めてで、興味深く見させて頂きました。解剖をすることによって、何が原因で死んでしまったのか調べることができ、原因が解ったらそれを次へ役立てていく、ということがとても凄いことだと思いました。そして少しでも病気にならないための予防ができるようになればいいなと思います。

今回の実習では普段の学校の授業では得ることのできない知識や技術を学びました。この実習で得たものをこの先活かしていきたいと思います。3日間という短い期間でしたが貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。

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