でっきぶらし(News Paper)

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178号(2007年10月)9ページ

病院だより   真夏の夜の夢・・・

全国の勤労者の皆さま、いつもお勤めご苦労様です。おじいさんおばあさん、先導してきていただいてありがとうございます。僕たち私たち、勉強に遊びに元気に過ごしていますか。

9月は3連休が2回もあり、残暑も続きまだ夏の延長のような気分でしたね。
 
そんなお祭り気分が続いた理由の一つに、日本平の「夜の動物園」があってくれたら嬉しい限りです。今年の夜は趣向を凝らして、飼育係によるスポットガイドを各所で開催し、人だかりができる盛況ぶりでした。

子供動物園とホッキョクグマ舎では秘蔵写真のスライドショーに歓声も聞かれましたよ。また、職員手作りの照明はいかがでしたか?夜なべして皆頑張って作りました。アイディア検討中にはしばらく夢でうなされましたが(笑)。
 
さて、主役の動物たちはと言うと・・・?暑い昼間は寝ていることの多い猛獣たちは、軽快に動き回っていましたね。おちゃめな担当者が一度だけ置いていたぬいぐるみのトラには「あれって・・・本物?」と覗き込んでは笑う人が続出しました。

びっくりすると走り回ってしまうので去年は展示しなかったワラビーは、今年は落ち着いていました。その近くにいるバーバリーシープが、集団で目を光らせていたのには野生を感じましたね。
 
一方、やはり夜です。いつも夕方の閉園後にはすぐ寝ているオオアリクイは、外でも丸くなってぐっすり。サイも寝室の近くで寝入り、グーグー。キリンはいつも通り寝室に入り、普段はほとんど見られない座って休む様子をご覧いただきました。

ゾウのダンボ(♀)は、聞き慣れない音に反応してか少し興奮してしまいました。アライグマの熊八(♂)は、担当者お手製のお月見セットで十五夜にうっとり。

今年は山頂広場工事中のため、爬虫類館からの夜景をお見せできませんでしたが、その代わりに爬虫類担当者がヘビの抜け殻プレゼントを行い絶妙なトークと共に大好評でした。
 
後日談。翌朝は動物も職員もちょっと眠そうでした。皆、お疲れさま!ご来園の皆さんの夏の思い出になっていたらいいなあ♪
 
暑さ寒さも彼岸まで、動物園の夏も夜間開園まで。10月6日からは気分一転!「秋の動物園まつり」が始まりましたよ♪食欲の秋、読書の秋・・・動物の秋!動物と職員一同、元気いっぱいで皆さんをお待ちしています。また会いに来てね!

(野村 愛)

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