でっきぶらし(News Paper)

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167号(2005年09月)1ページ

バロンに若い お嫁さん来園

 10月4日、富山市ファミリーパークより愛らしいシンリンオオカミのメスがオスの「バロン」のお嫁さんとして来園しました。
 平成14年に名古屋市東山動物園より繁殖のために借用していたメスの「ガブ」が治療の甲斐なく今年5月に亡くなりました。「ガブ」は当時、オスの「バロン」との相性も良く、短期間の見合いの後、同居展示することが出来ました。そんな「ガブ」も来園数ヶ月頃からから持病が再発症し幾度となく、入退院を繰り返していました。今頃天国でのんびり暮らしていることと思います。
 独りぼっちになってしまったオスの「バロン」も8才を過ぎ、何とか二世を授けてあげなければと思い、お嫁さんとなる素敵なメスを探していたところ、富山市の動物園で今年4月にメスが生まれたことを知り、いち早くお願いしていたところ、快く借り受けることが出来ました。
 シンリンオオカミは国内でも繁殖可能な頭数を飼育している動物園は3園程しかなくとても希少な動物です。お陰様で、愛称も公募により「サクラ」という素敵な名前を頂き、見合いも順調に進み、早々に展示開始、同居当初は「サクラ」はオスの「バロン」が近くに寄ると恐さの余りか、少し牙をむき出したりしていましたが、そこは優しい「バロン」何気なく気を逸らし相手の心が開くまで無理はしません。「サクラ」が成長し赤ちゃんを産めるまでには数年かかりますが、それまで「バロン」と甘い新婚生活を送ってくれればいいかな・・

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