でっきぶらし(News Paper)

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133号(2000年01月)11ページ

動物園こぼればなし 〜 リフトの思い出 〜

昭和48年11月より爬虫類館・展望台への掛け橋として私達を運んでくれてきたリフトが、平成11年10月17日をもって任務を終え、廃止する事となりました。
思えばまだ私が子供の頃、動物園に来てリフトに乗るには何かおっかなびっくりで、自分の順番ががくるまでの待ち時間や乗る時と降りる時には、ちょっとドキドキしたものでした。でも乗っているほんの数分の間はとても見はらしがよく、後ろになった人や前の人達に「ヤッホー」とか「そっちはどうだ〜」とか言ったり足をバタバタさせたり大変気分爽快で、また下の方を見ると竹やぶの中にカモシカが発見できたりととても楽しんだあの時が思い出されます。リフトは小さい子供の頃は親と一緒に乗っていたけれど、自分一人で乗れるようになった時には何かちょっと大人になったような偉くなったような感じがする乗り物でした。
今後は新しくオートチェアとローラースライダーが平成12年8月に完成予定となりますが、これからもみんなの思い出に残るようなすばらしい乗り物が出来上りますよう期待しています。
リフトさん長い間ご苦労様でした。ありがとう。
(アジア象担当 松永亨)

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