でっきぶらし(News Paper)

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37号(1984年02月)1ページ

「新獣舎紹介」第2小型サル舎 1月23日オープン

新しく第2小型サル舎が完成し、1月23日にオープンしました。場所は、子供動物園の横にすでにある小型サル舎に並べて建てられています。面積は、129.53?u、鉄筋コンクリート平屋建てです。
獣舎は、5部屋に分けられ、エリマキキツネザル、ワオキツネザル、クロキツネザル、ブラウンキツネザル、そしてリスザルを展示しています。各獣舎の前面は、見やすいように、100×25mmのステンレスメッシュにし、獣舎の境の一部には8mmのガラスを使用しています。また、擬木と木を組みあわせて展示効果をだしています。
寝室は、150×100×58cm(床より60cm上)のステンレスのケージで、一部取りはずし可能なステンレスの寝箱が設けられています。その上部に赤外灯を設置し、ガス暖房と併用しています。
キツネザルやマーモセットも稀少となってきており、今回保護を目的に、獣舎に付属して33.34?uの予備室を設けました。壁側に、165×240×120cmのケージが4ヶ所あり、キツネザルを収容できるようになっています。また室内には、市販されている可動式のケージ(95×100×77cm)を設置し、マーモセット類を収容できるようになっています。
そして今までの小型サル舎を第1小型サル舎として、キンクロライオンタマリン、クロクビタマリン、コモンマーモセットといった南米のかわいらしいサルを9種類展示しています。
なお、この新しい小型サル舎は、宝くじ協会よりの助成金で建てられたものです。(担当:佐野 豊)

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