でっきぶらし(News Paper)

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126号(1998年11月)10ページ

1998年をふりかえって◆アメリカバイソン メリーの死◆

 当園が開園した時、静岡市と姉妹都市にあるアメリカのオマハ市より、アメリカバイソンが1ペア寄贈されました。そこでオスは「ラッド」メスは「シズカ」と名付け、私たちの仲間となりました。
 来園して4年後に初めて生まれた子が「メリー」です。生まれてすぐにX脚になってしまい、テーピング。10日ほどするとすっかり良くなり、放飼場を駆けまわるようになりました。
 そんな彼女も4才で出産。彼女の母親ぶりは大したもの。ちょっとでも子の姿が見えなくなるとブォー、ブォーとなき、探しまくり、入舎の時、子が入って来ないと迎えにいく、そうした子育てを13回もやってのけたのです。
 そんな彼女も寄る年波には勝てず、10月12日静かに息を引き取りました。享年25才、本当にお疲れさまでした。安らかにお眠りください。

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