286号(2026年06月)1ページ
ありがとうフジオ
3月16日、オオアリクイのフジオが名古屋市の東山動植物園に出園しました。フジオは2014年に上野動物園から来園し、当園で繁殖に貢献してきた優秀なオスです。現在沖縄こどもの国にいる妃南(ヒナ)との間に3頭の子どもを残しました。神戸市立王子動物園のブンバや当園の竹千代もフジオの子どもです。フジオは初めて見るものでも臆することなくクンクン匂いを嗅ぐ好奇心旺盛な性格です。飼育員が朽木を放飼場に運び入れるとすぐに自慢の爪で壊して、中にいるアリなどを探して食べる姿が印象的でした。移動の前日にはお別れガイドを実施しましたが、好物のオレンジやペレットを長い舌を使って上手に食べる様子がお客様に好評でした。
現在フジオは15歳、そろそろ高齢の域に差し掛かってくる頃ですがまだまだ元気いっぱいです。今回の移動は繁殖を目的としたもので、東山動植物園にいるオオアリクイのメスと新たにペアとなります。きっと向こうでも繁殖に貢献し、長生きしてくれることでしょう。ありがとうフジオ、元気でね!
さて、フジオがいなくなり当園のオオアリクイは1頭だけになりましたが、この紙面が発行される頃にはよこはま動物園ズーラシアから新しいメスが来園します!竹千代とペアになる予定で、こちらも繁殖を目指して同居を進めていきます。
オオアリクイは現在日本に19頭しかいませんが、フジオや竹千代のペアたちが上手く繁殖に成功し、赤ちゃんが生まれてくれたら嬉しいですね。
(久保)



