でっきぶらし(News Paper)

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181号(2008年04月)7ページ

飼育実習を体験して

麻布大学 山口 真澄

動物園で働くことが夢である私にとって、今回の実習はとても良い経験になりました。動物たちの部屋の掃除やえさ作りなど様々な体験をさせていただき、飼育係の仕事は自分が想像していたより体力のいる仕事であることや人工保育で育った動物の人懐っこさには驚かされました。

しかし、最も驚いたのは飼育係の方々の動物に対する知識の深さと愛情でした。野生での状態や現在の個体数の状況といった種に関する知識から、飼育している動物の性格や健康に至るまで細かく説明していただき、とても勉強になりました。それと同時に、自分の知識の無さが恥ずかしくなり、もっと知識を増やさなくてはと思いました。

また、今回は飼育実習でしたが職員の方々のお心遣いで動物病院の見学もさせていただきました。そのとき、動物園では野生動物を扱うため臨床的な治療はほとんど行わず、主に薬で治すということを聞いたり、実際に入院している動物の治療を見せていただいたりしました。家畜と野生動物の診察は似たようなものだろうと思っていたので勉強になりました。

約一週間という短い期間でしたが、動物園職員の方々の親切な対応のおかげで、とても充実した楽しい時間を過ごすことができました。仕事中、気軽に声をかけてくれたり、動物との間の取り方などを教えてくれたり、私のちょっとした質問にも丁寧に細かく答えていただき、とても感謝しています。邪魔することしかできなかったと思いますが、機会があればまた実習させていただきたいと思いました。次回はもっと知識を増やして参加したいと思います。短い間でしたが、ありがとうございました。

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