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死亡したオスキリンの報告について

1125日に死亡したオスキリンの調査経過について報告します。

 

この個体は、アメリカから購入し、本年1029日に来園した後、先月1125日に死亡しました。

経過としては、

25日の午前中は、餌の食べが悪く、午後2時頃に座り込んでしまいました。

・当園獣医師3名と担当飼育員が投薬、治療等試みましたが、残念ながら午後3時20分に死亡確認しました。

死亡確認後、当園獣医により死因究明のため解剖を行いました。

肉眼による剖検所見によりますと、

・小腸から大腸にかけて重度の腸炎が見られた。

・第一胃内に約87cmのナイロン製の紐状の異物。国内で入ったものではない。

・中期から慢性的なエネルギー不足による心臓周囲脂肪のゼリー状の変化の確認。腸炎による低栄養状態が示唆された。

・腹水の大量貯留。

などが見られました。

その後の病理組織検査結果を合わせ判断したところ、

死亡原因は、消化機能不全及び循環器不全でした。

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