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ホッキョクグマ(♀)のバニラについて(報告)

 10月22日(木)15:00頃に、ホッキョクグマ(♀)の『バニラ』が、放飼場で子1頭を出産しました。しかし、『バニラ』が子を噛んでしまい、子は死亡しました。子の死因は外傷性出血死と診断されました。
 ホッキョクグマは、交尾後に受精卵の着床遅延というクマ科特有の生理機能があることに加え、『バニラ』は初産のため妊娠期間が不明確であり、出産予定日を特定することが非常に困難です。また、『バニラ』に明らかな出産前の行動が見られなかったため、他園館の繁殖事例を参考に、出産予定日を11月下旬と推定し、出産に備えていました。
 今回、残念ながら子は死亡してしまいましたが、当園で飼育しているホッキョクグマのペア『ロッシー』と『バニラ』が、繁殖可能な時期に達していることが明らかになりました。今回の『バニラ』の事例を分析し、来年度以降の繁殖を目指していきます。
 なお、バニラの体調については良好であり、数日間の休息・経過観察の後、展示再開を予定しております。

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