６月２３日の２３時２８分頃、レッサーパンダのホーマーが出産しました。

ホーマーは昨年来園してから２年連続の出産で、
母仔ともに落ち着いており、仔育ては順調のようです。


５月末からホーマーは出産に備えて非公開となっており、
出産した現在も非公開のままで、お客様にご覧いただくことはできません。

これは、そんなホーマーの出産・育児に関する様々な出来事をお伝えするブログです（不定期便）。


第一回目は、出産までの様子をお伝えします。

ホーマーは、非公開になった後も変わりなく元気に過ごしていましたが、
６月中旬から竹の採食量が少しずつ減り始め、
リンゴを食べずに、しばらくぼーっとしているような時もありました。

出産当日の朝は、リンゴだけ食べ、竹はほとんど食べませんでした。
（写真①は出産当日の朝のホーマーです。お腹がだいぶ大きくなっているのがわかります）

夕方には大好物のリンゴも食べなくなり、飼育員の呼びかけにも反応しなくなりました。
（いつもは「おやすみー」と声をかけるとこっちを向いてくれるのですが…。）


夜になると、そわそわと落ち着かない様子で、しきりに巣箱に出入りしていました。

何度も休息しようとするのですが、数分～１０分ほどで起きてしまい、
そのまま２３時２８分の出産をむかえました。

寝室に響く赤ちゃんの大きな鳴き声。
レッサーパンダは一般的に双子が多く、ごく稀に３つ子や４つ子が生まれることもありますが、
今回は１頭だったようです（写真②）。

出産後は赤ちゃんのお世話に一生懸命で、
体を舐めてあげたり、授乳をしたり…
結局この夜の休息時間は、出産前の半分ほどにまで減少していました。

翌朝、巣箱から顔を出したホーマーは、
寝不足と疲れからか、だいぶげっそりしたような印象でした。

朝のエサも食べずに、すぐに巣箱に戻っていくのでした。


ホーマー、出産お疲れ様！よく頑張ったね！


つづく。