レッサーパンダ

大人気のレッサーパンダですが、当園には現在(2005年5月)、オスの「シュウシュウ」とメスの「ナラ」がいます。「ナラ」は2000年に広島市安佐動物公園で生まれ、2001年に来園しました。

2003年に出産したのが、千葉市動物公園で有名になった「風太」です。 「シュウシュウ」は2001年に山口県周南市の徳山動物園で生まれ、2004年に来園しました。母親から独り立ちしてからは、オスばかりの中で育ったためか、ちょっと神経質なところがあります。ちょっと気に入らないことがあると、好物のリンゴを持って呼んでも木から下りてきてくれなかったりするのです。

一方の「ナラ」は、おっとり型で優しい美人のお母さんです。「風太」を生んだときは、初めての子育てだったので、周りもハラハラしながら見守っていたのですが、落ち着いてちゃんと子育てしてくれて、関係者一同、胸をなでおろしたものです。  

「風太」の子育てが終わって、「ナラ」の新しい旦那さんとして来園したのが「シュウシュウ」なのですが、2頭の間にはまだ子供がいません。レッサーパンダの繁殖期は年に1回だけで、出産は7月か8月。今はまさに妊娠している時期です。きっと、「ナラ」もお腹に子供がいるのではないかと期待して見守っております。  「ナラ」が落ち着いて出産&子育てできるように、どうか温かく見守ってあげてください。


レッサーパンダという動物

レッサーパンダは、ヒマラヤから中国南部の標高2000〜4800mの高地の森林に住んでいて、なわばりを持ち単独で生活します。暑さに弱いので暑い昼間は木の上で休み、朝や夕方の涼しい時間帯に活動します。

日本の夏は、彼らには暑すぎるので、夏は冷房の効いた部屋の中で過ごします。当園で唯一、冷房の付いている動物舎が、このレッサーパンダなのです。 野生では竹の葉が主食で、木の実や昆虫なども食べます。

動物園では、竹の葉やリンゴ、煮たニンジンやサツマイモ、オレンジ、煮干、ミルクなどをあげています。とてもグルメな性格で、主食の竹の葉は毎日動物園の裏山から新鮮な竹を切ってあげるのですが、少しでも口に合わないと"プイッ"と横を向いてしまい食べてくれないのです。

なお、レッサーパンダの食べ残しは、当園ではヤギやポニーが綺麗に食べてくれます。甘いリンゴは、レッサーパンダの大好物です。リンゴをもってくると、催促するように寄ってきて、薄切りにしたリンゴを片手で器用に持って食べます。

実は、片手で物が持てるのは、パンダの仲間の大きな特徴なのです。クマやアライグマと同じ仲間のパンダは、5本の指がずらりと並んでいますが、これだけでは物を持つことができません。

パンダは、親指の付け根に、骨が発達して指のようになった突起があるのです。「第六の指」と呼ばれたりして、レッサーパンダとジャイアントパンダの共通の特徴です。竹を食べるために発達したんですね。


風太について

最近話題の直立するレッサーパンダの「風太」くんは、何を隠そう日本平動物園生まれです。お母さんは「ナラ」、お父さんは多摩動物公園生まれの「風々(フウフウ)」ですが、残念ながら「風々(フウフウ)」は「風太」が生まれる1ヶ月前に、亡くなってしまいました。

我が子の誕生を知ることなく死んでしまった「風々(フウフウ)」をしのび、「風」の一字をもらって、また人生「太く」生きてほしい願いも重ねたのが、「風太」の名前の由来なのです。

もっとも、レッサーパンダはもともと母親だけで子育てする動物。初めての子育てにも関わらず「ナラ」は落ち着いた子育てぶりで、「風太」はすくすく育ち、2004年3月に現在の千葉市動物公園に行きました。

「風太」はとても甘えん坊で、乳離れ後も、ずっと母親の後を追いかけていました。最初、「ナラ」は疲れたときは、「風太」が登れない高い場所で眠っていました。でも、やんちゃな「風太」はどんどん木登りが上達し、ピョンピョンとジャンプしながら登れるようになりました。

ついに「ナラ」が落ち着いて眠れる場所がなくなって、"少しは休ませてよ"とばかり、「風太」を叱りつけることもたびたびでした。 「風太」は、他の普通のレッサーパンダに比べ、体が大きく、しっぽが短く太いのが特徴です。

「風太」がバランス良く立てるのは、その太いしっぽでバランスを取っているのかもしれません。今思えば、当園にいた頃から普通のレッサーパンダと違っていたような気がします。

「風太」は当園で初めて育った大切なレッサーパンダです。有名になったことより、千葉に行った「風太」の元気な姿が見られるのが嬉しく、早く「風太」の二世が生まれてくれないかと、ちょっと気の早い期待をしてしまいます。

風太の誕生


日本平動物園とレッサーパンダ

当園では1980年に中国(西安市)から日中友好の動物大使として贈られたのが飼育の始まりです。その後、当園のシンボルマークとして採用され、今ではキャラクターの「たいらちゃん」も生まれました。

レッサーパンダは、日本平動物園の大切なシンボル動物なのです。 そんなレッサーパンダですが、野生では6000〜7000頭しかいないと言われている絶滅危惧種に指定されています。森林伐採による生息地の減少が大きな原因です。

中国やネパール政府が国立公園や保護区を設置していますが、日本国内にも、各地の動物園に約250頭のレッサーパンダがいます。このレッサーパンダを、きちんと飼育・繁殖して守っていこうということで、日本平動物園はレッサーパンダの「種別調整者(コーディネーター)」をしています。

種別調整者の役割は、全国のレッサーパンダの飼育状況を把握して、家系図を作り(血統登録)、近親交配のないように繁殖相手のコーディネートを行う、いわば仲人のようなものです。

さらに、国内のレッサーパンダ飼育担当者と協力して、レッサーパンダの良好な飼育・繁殖環境を整えるために飼育ハンドブックを作ったり、大学とも連携して繁殖のための研究を行ったりしています。

このような活動は「種の保存」と言って、(社)日本動物園水族館協会に加盟する動物園や水族館が分担して、貴重な動物達を守っていこうとしています。その中で、日本平動物園ではレッサーパンダと、オオアリクイを担当しているのです。

日本動物園水族館協会(JAZA)のHPへ

風太のビデオ
再生にはWindows MediaPlayer9以上が必要です。

体重測定(2003年7月22日)
1000K 500K

体重測定(2003年8月19日)
1000K 500K

体重測定(2003年9月18日)
1000K 500K


風太とナラ
1000K 500K

 

でっきぶらし

誕生秘話!

風太の誕生

 

飼育日誌

「レッサーパンダ」や「風太」 で検索して下さい。

飼育日誌のページへ

 

壁紙

オリジナル壁紙です。カレンダー付

1024×768
1280×1024

 

レッサーパンダは、どこ?

正門より右方向、こども動物園の向側です。(地図上では右下)
園内地図へ

 


その他の動物


カンムリシロムク


3匹の子トラ(アムールトラの子)


オグロワラビーの赤ちゃん