|
最近話題の直立するレッサーパンダの「風太」くんは、何を隠そう日本平動物園生まれです。お母さんは「ナラ」、お父さんは多摩動物公園生まれの「風々(フウフウ)」ですが、残念ながら「風々(フウフウ)」は「風太」が生まれる1ヶ月前に、亡くなってしまいました。
我が子の誕生を知ることなく死んでしまった「風々(フウフウ)」をしのび、「風」の一字をもらって、また人生「太く」生きてほしい願いも重ねたのが、「風太」の名前の由来なのです。
もっとも、レッサーパンダはもともと母親だけで子育てする動物。初めての子育てにも関わらず「ナラ」は落ち着いた子育てぶりで、「風太」はすくすく育ち、2004年3月に現在の千葉市動物公園に行きました。
「風太」はとても甘えん坊で、乳離れ後も、ずっと母親の後を追いかけていました。最初、「ナラ」は疲れたときは、「風太」が登れない高い場所で眠っていました。でも、やんちゃな「風太」はどんどん木登りが上達し、ピョンピョンとジャンプしながら登れるようになりました。
ついに「ナラ」が落ち着いて眠れる場所がなくなって、"少しは休ませてよ"とばかり、「風太」を叱りつけることもたびたびでした。
「風太」は、他の普通のレッサーパンダに比べ、体が大きく、しっぽが短く太いのが特徴です。
「風太」がバランス良く立てるのは、その太いしっぽでバランスを取っているのかもしれません。今思えば、当園にいた頃から普通のレッサーパンダと違っていたような気がします。
「風太」は当園で初めて育った大切なレッサーパンダです。有名になったことより、千葉に行った「風太」の元気な姿が見られるのが嬉しく、早く「風太」の二世が生まれてくれないかと、ちょっと気の早い期待をしてしまいます。
風太の誕生
|