でっきぶらし(News Paper)

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266号(2022年06月)6ページ

実習生だより①

 私は7月2日から7月14日のうち5日間日本平動物園で研修をさせていただきました。

 研修中は幼児教室と朝・夕方のアヒル舎の掃除、給餌、収容作業、休園日には小型サルと猛禽類の飼育実習を行いました。

 少し大変だと感じたものは、幼児教室に向けて動物の特徴や注意事項を覚え、わかりやすく説明するという事です。幼児と接する機会があまりないため、どのような話し方をすれば理解してもらえるのかとすごく緊張していました。ですが実際に幼児教室が始まるとあっという間に時間が過ぎていました。動物の特徴や注意事項を説明している時に、少し言葉が詰まってしまい、反省する部分が沢山ありましたが、研修最終日には初日よりもしっかりできていると感じました。

 朝・夕方の飼育作業はアヒル舎を担当しました。私はとても鳥類が苦手なため、最後までミスをすることなく作業ができるか不安でした。しかし、鳥嫌いを克服するチャンスだとも思いました。怪我をしているガチョウに薬を塗ったり、場所を移動させるために抱っこしたりと初めて経験する事ばかりでした。最初は心臓が本当に飛び出てしまいそうなくらいドキドキしていましたが、徐々に鳥類の可愛さがわかるようになってきました。その他にも朝にある程度の作業を終わらせ、夕方の収容作業に影響がないようにする工夫が大変でした。掃除や給餌などは丁寧に行わなければいけませんが、どれだけ早くこなせるかが重要になってくると感じました。

 休園日には小型サルと猛禽類の飼育作業を行わせていただきましたが、ここでも丁寧に行いつつ素早く作業を行うことを教えていただきました。

 文章では表せないくらい沢山のことを学び、学校生活で経験することのできないことも行わせていただき、とても充実した5日間でした。

 短い間でしたが、貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。

(牧 胡桃)

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