でっきぶらし(News Paper)

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265号(2022年04月)5ページ

実習生だより①

 5月31日から6月7日まで日本平動物園にて研修をさせていただきました。幼い頃から何度も来園している動物園であり、自分が動物を好きになりこの業界に進みたいと思うきっかけになった園なので研修が決まった時はとても嬉しかったです。

 6日間のうち初日はキリン、 ゾウ、2日目以降はふれあい館にて馬をメインに実習を行いました。担当していただいた飼育員の方々にはとても丁寧に仕事を教えてもらいました。

 初日のキリン・ゾウ舎では各獣舎の掃除をメインとし、キリンに給餌するための葉を取りに行ったりゾウの調教を見学させてもらいました。キリン舎に入った瞬間の2頭の視線は今でも鮮明に覚えています。野生動物の警戒心の強さを身をもって知りました。獣舎の掃除では用具の扱いに慣れていないせいで他の飼育員さん達よりも作業が遅れてしまいました。道具に慣れておく大切さを実感しました。ゾウの調教を間近で見学させてもらった時は柵越しでは感じることのできない迫力と緊張感、 怖さ を感じました。貴重な経験をさせていただきました。

 2日目以降のふれあい館での実習は基本的な一日の流れが決まっており、8時半から幼児教室の始まる10時半までに馬房の掃除を終わらせ、その後幼児教室が終わったら大型インコ・フクロウの馴致を見学、体験します。午後はモルモットのシャンプーから入り、その後馬の体調管理、収容準備という流れでした。馬の担当をさせてもらったので裏掘りや調馬索 、曳馬などの手入れ、馴致を学ぶ事が出来ました。

 6日間を通して、普段は柵越しの動物達を飼育員の方々と同じ目線で見て学ぶ事が出来ました。また座学だけではなく実際に動物と接する大切さを感じました。今回の実習は今後の進路を考えるとてもいい機会となりました。6日間という短い期間でしたがお世話になりました。ありがとうございました。

(村上 弦)

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