でっきぶらし(News Paper)

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244号(2018年10月)8ページ

スポットガイドだより ★8月5日 飼料室

 近年まれにみる猛暑の中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。飼料室ガイド当日の8月5日も蒸し暑い中、10名ほどの方にご参加いただき、普段は入れない飼料室内を探検してもらいました。なぜこの猛暑のタイミングで飼料室のガイドを行うのか?一言でいえば、動物園内で一番涼しい場所が飼料室だからです。案の定、当日ガイドに参加いただいた方は暑さで疲れている様子。何はともあれ、冷蔵室に入ってもらい、涼をとってからのガイドになりました。 
飼料室は調理室、冷凍室、冷蔵室、乾燥飼料室の4つの部屋に分かれています。一番大きな調理室では、毎日新鮮な野菜が納品され、飼料の担当者が野菜の品質を細かくチェックしています。また、冷蔵室や冷凍室は、毎週の休園日に肉や魚を冷凍で大量に仕入れるため、大きなものになっています。乾燥飼料室は固形飼料がカビないように空調完備のお部屋になっています。
 ガイドでは、ゾウが5kgも人参を食べることやチンパンジーがリンゴや長ネギなど色々な種類の野菜や果物を食べていることを紹介しました。動物たちの食べている野菜が高品質なことに驚く大人の方や冷凍室の大きな魚や鹿の骨付き肉、冷凍マウスなどに興味津々な子供たち。参加した方々それぞれの視点で満足していただけたのではないでしょうか。
 動物園で動物のごはんタイムを見る機会があっても、実際に食べている食材に注目することは少ないと思います。次回ご来園の際には動物の食べ物にも注目して、さらに動物観察を楽しんでください。 
(山口 真澄)

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