でっきぶらし(News Paper)

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236号(2017年06月)7ページ

スポットガイドだより 「スポットガイド 動物病院 4/2 4/16」

 4月といえば?

 入学、入社、人事異動…新しい環境で新しい生活を始める人も多いのではないでしょうか。私たちのいる動物病院も例外ではなく、と続けたいところですが、今年は特に大きな変化もなく(若干の変化はありましたが)、安定した新年度を迎えることができました。そんな中で行われた今回のスポットガイド。去年の悪天候の時とは打って変わり、多くのお客様を、安定して迎えることができました。

 ガイドは動物病院内のツアーがメインです。ツアーといっても安全面や衛生面の関係で、立ち入りやお見せできない場所もあるので、手術室と解剖室の2か所をご案内しました。

 手術室は主に獣医さんが動物たちの手術や検査を行うところです。それに使うための道具もたくさん置いてあり、人間でもよく使われているエコーやレントゲン、動物を捕獲するのに使用する吹き矢など、見慣れたものから見慣れないものまで、お客様に見学していただいたり、目の前で実演させていただきました。当日はお見せできなかったのですが、動物たちに使用する薬もたくさんあります。獣医さんはここで、ケガをしたり体調の悪い動物たちの診察、手術、投薬などの治療行って、動物たちの健康を守っています。

 解剖室は残念ながら亡くなってしまった動物たちを解剖するための部屋であり、その後の資料とするための標本を作成する場でもあります。ここでは何が原因で亡くなってしまったのか、他の動物にうつるような病気ではなかったか、などを解明していきます。亡くなった動物たちの毛皮や骨などは、大変貴重なものであり、滅多にお目にかかれないものばかりなので、貴重な資料としてはく製や標本を作って保存します。今回は、トラの頭の骨やホッキョクグマの毛皮など、以前作成したものに触れていただいたり、クイズを交えたりして解説を進めていきました。

 2日、16日と2回行ったスポットガイドですが、担当者によって視点や着目点が異なってくるので、解説も人により様々。何度も足を運んで、違いを見つけていかれるのも楽しいかもしれません。今回足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。

(動物病院係  宮田 鮎美)

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