でっきぶらし(News Paper)

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186号(2009年02月)4ページ

ムチャチャのつぶやき(悲しみを乗り越えて)

こんにちは、わたしはオオアリクイのムチャチャです。私は動物園の一番奥にあるレイクサイドの一戸建てで生活しています。

今回、皆さんに悲しいお知らせがあります。年も変わったばかりの1月1日に、闘病生活を続けていた愛しいダーリン、チチカカが永眠いたしました。享年22歳でした(人間にしてみれば老衰でしょうか)。

昨年7月頃より治療(詳しくはでっきぶらし185号、くつしたのチチカカをご覧ください、ホームページにも掲載中です。)を続けていて一旦は回復の兆しも見えたのですが、昨年末、暮れも押し迫った頃に容態が急変して、食事も受け付けなくなり最後は静かに息を引き取りました。

今は空っぽになったダーリンのベッド(寝室)を見ると、私の部屋にやってきて優しくキスをして起こしてくれたこと、夏になると水遊びが大好きでプールの中で遊んでいたこと、私のごはんをつまみぐいしてケンカしたことなど、いろいろな楽しかったことを思い出します。

今はまだ悲しくて元気いっぱいとはいえませんが、父親のジョッキーやゾウガメおじさんもそばにいて励ましてくれています。

きっと天国のダーリンも「元気を出せ、笑顔が大好きだよ!」といってくれていると思います。ダーリンのためにもはやく元気になって、皆さんが来園したときに明るい笑顔でお迎えしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
(河村 茂保)

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