でっきぶらし(News Paper)

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128号(1999年03月)12ページ

友の会コーナー 一日飼育実習に参加して

北条景子
 私は今回の1日飼育実習が初めてで、しかも担当が小型サル舎になったのでとても楽しみにしていました。最初は、飼育係専用の通路にある檻の下やリスザルの檻の中を掃除しました。私たちを見て逃げたり、興味があるのか近づいて来たり、不思議そうに見つめるサルがいました。また、気がつくとリスザルが私のすぐそばを通っていたりして、ものすごくうれしかったです。
 次はサル達の餌を作りました。とてもおいしそうなフルーツがたくさんあって、豪華だなあと思いました。それから、飼育係さんが餌を分けるのを見て、すごいと思ったことがあります。当たり前のことだけど、1種ずつフルーツの大きさや量を変えたりしていたことです。動物を毎日観察して、よく考えているんだなあと思いました。
 あと、動物蛋白を取るために、小さい虫の幼虫を食べることを知りました。最初見た時は、気持ち悪いと思ってしまったけど、うじゃうじゃいる幼虫の中から蛹を探して、別の容器に入れ替える作業をしているうちに、少し慣れました。リスザルにはその幼虫を手でつかんであげました。少し気持ち悪かったけど、リスザルが手の中の餌を取ってくれた時は、ものすごくうれしかったです。それで前よりもずっと小型サルが好きになりました。

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