飼育日誌

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【ブログ】タンチョウが抱卵中です!

ふれあい動物園の入り口近くにいるタンチョウのペアが卵を抱いています。

タンチョウは日本(北海道)にも生息している鳥で、
エサの植物や虫や小魚がたくさん獲れる3-10月が繁殖期になります。

日本平動物園でも、3月も後半になると、さっそくパキポキと獣舎の木の枝を折り始めましたので・・・(^ ^;)
巣を作りたい気持ちが現れているのかなあと思い、巣材のよしずを入れてみました。
すると、大喜び(?)でよしずをつついて遊ぶこと1ヶ月・・・

とうとう、5月17日に卵を生みました。
よしずは寄せ集めただけで、とても巣になっているとは言いがたいです。
ですので、今でも毎日、卵を抱きつつ、嘴でよしずをつついて巣らしく整えています。

残念ながら、ヒナをかえすことは出来ないので、この卵は回収し、偽物ととりかえました。
回収した卵を手に持ってみると・・・お、大きい!
2枚目の写真は、左から、タンチョウ、ペンギン、ニワトリ、の卵です。
大きさが一目瞭然ですね(OvO)

4枚目の写真は、卵にライトを当てて中身を透かして見ているところです。
こうすることで、有精か無精かを確認することが出来ます。
どうやら今回の卵は無精(ヒナのいないタマゴ)だったようです。

しばらくは、抱卵する姿と、巣を守るために飼育員(のもっている箒)に立ち向かっていく姿が見られます。
運が良いと、立ち上がって卵を見せてくれますので、動物園へお立ち寄りの際は、タンチョウにも注目してみてください。

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