
昭和40年(1965年)、市政80周年記念事業として市立動物園建設構想が発表されるやその反響は大きく、市内の児童生徒の「一円募金」をはじめとする市民の寄付が相次いで寄せられました。昭和43年1月に着工し、複雑な地形と軟弱な地盤による難工事となりましたが、用地費3億6400万円、工事費3億9100万円をかけ、面積6.6haの動物園が完成しました。
昭和44年(1969年)8月1日、123種371点の動物と、園長以下32名の職員をもって、緑に囲まれた自然豊な日本平動物園が開園しました。現在では、約180種700点の飼育動物、面積約13haと国内では中堅クラスの動物園となりました。静岡市内はもとより、静岡県中部東部地域及び山梨県を中心に来園者があり、平成21年12月23日には、延べ2,500万人の入園者を達成しました。
日本平動物園は、四季にわたるイベントや遊具施設の整備を行い、市民の方々に行楽地として親しまれると同時に、サマースクールや幼児動物教室の開催など、児童生徒の情操教育にも尽力しています。特に幼児動物教室は、開園2年後の昭和46年より実施し、現在では幼稚園・保育園の年長児を対象とした教室として広く定着しております。また、平成11年度にガイドボランティアを導入し、市民の自主的な生涯学習活動を支援しています。さらに近年は、学校週5日制や総合的な学習の時間の導入に対応し、職場体験学習・校外学習・ツアーガイド・出張動物園ガイドなど様々な学校対応事業を行っております。
また、動物たちの良好な繁殖を手助けするために、レッサーパンダやオオアリクイの国内血統登録を担当し、特にオオアリクイについては国内随一の繁殖成績を収めています。一方で、県中部地域を中心として傷病野生鳥獣を収容し、自然界に復帰できるよう治療業務を行っております。さらに、静岡大学などの研究機関と協力し、DNAによる雌雄判別や、ホルモン分析による繁殖サイクルなどの研究も行っています。
開園から40年以上が経過し、施設の老朽化が著しく、平成19年度から24年度まで、園全体のリニューアルを図る再整備事業を進めています。平成21年度には、「猛獣館299」、平成22年度には「ふれあい館」が完成し、今年5月には「は虫類館」、「フライングメガドーム」がオープンしました。今年度は、「レッサーパンダ館、ビジターセンター、ペンギン館」、「エントランスゲート」などを建設し、平成24年度には、「類人猿館」の建設などが計画されています。これらの整備を通して、「驚きと感動、そして夢を与える動物園」を目指してまいります。

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